SCIENCE AGORA

ゲノム編集にどう向き合うか
Ab-110

 ゲノム編集は、大きな可能性を持った新しい技術ですが、人間の受精卵などに転用された場合の混乱など、光と影の両面を抱える最新技術です。これをどのように活用、普及、管理していったらよいか、討論を通して可能性と課題をさぐり、社会と結ぶ知恵について考えます。

企画提供者 日本科学技術ジャーナリスト会議、政策研究大学院大学 科学技術イノベーション政策研究センター(SciREXセンター)、科学技術振興機構
開催日 11月13日(金)13:30~16:00
会場 A会場(日本科学未来館) 7階 会議室3
形式 シンポジウム
URL http://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01856uxtri8d.html
備考 事前申し込みあり

登壇者:

タイムテーブル:

開催報告

ゲノム編集は、極めて大きな可能性を持つ新しい技術です。しかしヒトの受精卵など転用された場合の課題など、光と影の両面を抱えています。これをどのように活用、普及、管理していったらよいか、討論を通して、課題と方向性をさぐり、新技術の全体観や、社会と結ぶ知恵について考えました。

まず、政策研究大学院大学SciRexセンター小山田さんから、今回の企画の趣旨説明がありました。
その次に農水省技術安全室の鈴木さんと北海道大学安全衛生本部の石井さんより、ゲノム編集技術の現状と課題について、NHK大阪放送局の宮野さんより、この問題に報道を通じてどう関わって来たかプレゼンいただきました。

また、イギリスの議会科学技術局 元事務局長のデビッド・コープさんよりイギリスの政策決定プロセスについて、オランダ・ラテナウ研究所の元所長 ヤン・スタマンさんより、ヨーロッパではこういった問題にどう取り組んでいるか、お話しいただきました。

会場からも質問が活発になされ、開催後は、「この新しい新技術が”なんぼ”のものか、少し輪郭が見えた気がする」と言った感想が聞かれました。

セッション企画者の小出さんからは、「今後もジャーナリスト・大学・ファンディングエージェンシーが一体となったこのような企画を継続して行こう」との力強い決意表明がありました。

page top