SCIENCE AGORA

物理ゲーム館「力をあやつる」
Da-415

今年の物理ゲーム館のテーマは「力をあやつる」です。「D1グランプリ」では、アルミ缶に摩擦電気を起こしたパイプを近づけて転がし、20秒間に転がる距離を競います。「スマートフォール」では、向こう側が少し低くなった2本の棒の間に置いたボールを、棒の開き具合を変えて手前の高い方へ転がらせます。「力をあやつり」ながら、物理の法則を体験し、考えていただきます。

【協賛】東京電機大学

企画提供者 科学教育総合研究所(株)
開催日 11/5(土)、11/6(日)終日
会場 D会場(東京都立産業技術研究センター)1階
形式 ゲーム館
URL
備考

開催報告

「物理ゲーム館」は、物理法則に基づくゲームで高得点を取る工夫の中で物理法則を学ぶ場を提供しています。今年の展示「力をあやつる」には、11月5日は250人、6日は350人のゲーム参加者があり、付き添いの人を含めて二日間でおよそ800名の来場者がありました。
第1のゲーム「D1グランプリ」では、塩化ビニールのパイプを布でこすって静電気を起こし、そのパイプをアルミ缶に近づけてアルミ缶を転がし、20秒間に進む距離を競いました。摩擦電気がアルミ缶を引きつける力の強さに感嘆の声が上がっていました。金属のもつ静電誘導の強さを体験して頂きました。
第2のゲーム「スマートフォール」は、向こう側が低くなるように傾斜した2本のスティックの間に金属球を置き、スティックを少し開いて金属球をできるだけ手前まで転がすゲームです。金属球があたかも傾斜をさかのぼるように見える不思議な現象に、大人を含め多くの来場者が見入っていました。スティックから受ける抗力の向きをうまく操って、金属球が受ける重力と抗力の合力が引き起こす不思議な効果を体験して頂きました。
小学生から大人まで、不思議な現象に好奇心が高められ、面白かったと高い評価をしてくれました。また、多くの企画提供者に訪問していただき、情報を交換することができました。

page top