SCIENCE AGORA

2021年11月3日(水・祝)7日(日)

《プレアゴラ》10月10日(日)11日(月)

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No.03-E1911月3日(水)19:00~21:00

CancerXJAM 防がん訓練をつくろう アゴラ篇

 

CancerX  

企画概要

CancerXでは「がんと言われても動揺しない社会」を目指し、がんに対しての意識的な備えをするための「防がん訓練」を行っている。がんの経験に関わらず、様々な立場の方との対話から、がんについて理解が深まる時間としたい。

 

出展レポート

企画概要の補足

本企画は,がんそのものに対しての予防,がんを減らす対策という意味ではなくCancerXがコンセプトとしてかかげる「がんと言われても動揺しない社会へ」に基づいた,がんに対しての意識的な備えを醸成していく対話型のイベントである。

事前申込み者 60名
当日参加者 最大35名

実際は下記の流れで開催した。
19:00(5min)導入(ZOOMミーティングの使い方・CancerXについて・防がん訓練について)鈴木美慧
19:05(15min+5min)CancerX JAM - 防がん訓練を作ろう- の紹介 塩瀬隆之
19:25(20min+5min)ブレイクアウト① 知り合う(ブレイクアウトルーム数12 1ルーム2-3名 各ルーム自己紹介8分:その後2ルームごと合流し6ルームになり12分他己紹介)
19:50(15min+5min)「防がんマップ」紹介 横山太郎
20:10 休憩
20:20(20min)ブレイクアウト② 語り合う(ブレイクアウトルーム数6 1ルーム4-5名):トークテーマ「がんと言われても動揺しない社会にむけて,どんな備えが必要でしょうか?(とくに,まだ情報に興味がない人に情報を届けるには?)」
20:40(15min)振り返り
20:55(10min)クロージング
21:00(30min)フリートーク

セッションで話し合った未来像

【社会の変容を促す】

  • がん患者が体験を伝えやすい社会をつくること。がんを先に公開することで得られるメリットをたくさんリストアップして知ってもらうのも良い
  • 未病のためにそれぞれの健康状態を伝え合える地域づくりができれば
  • 会社に患者が要望を伝えることが、会社や社会への貢献になる、会社にとってもがんになった社員への対応は“インフラ”である
  • がんに関してロールプレーイングしてみる
  • 「実は…の日」をつくる。がんだけでなく、他の病気だったり障害を持ったり、家族の介護養育の負担だったり、不妊治療だったり、抱えていることをオープンにする日ができるといい。実は悩んでいない人の方が少ないはず

【情報を届ける・必要としてもらうために】

  • まずは困っているひと。そこから徐々に防がんMAPの認公民館に置く、新聞、市町村広報など
  • 情報全般のリテラシーを身に着けることをひとつの教科として新規設定し、その一つ単元としてヘルスリテラシーを設けて、防がん、がんになったらどうするかというマップ的なことを学べたらよい
  • 高齢者には啓発や学習は難しいので「がんの護送船団方式」がいい。孤独になると変な方向に行ってしまうのでまともな知識のあるグループに入ってもらう方法をとる
  • 情報の伴奏者,サポーター,レイナビゲーターを増やす,アクセスできるようにする

【既存のシステムとの協働】

  • 生命保険特にがん保険に入っている人も多いと思いますが、防がん訓練をがん保険の一種としては位置づけすると良いかな
  • 防がん訓練としておくとこんな良いことがある、将来への投資の一つとして位置づけする

セッションでの意見、論点

【がんに関するイメージ・課題】

  • がん患者、サバイバーは実際に周りにたくさんいるのに気づけていない
  • 日頃からがん罹患者と接する機会がないと,実際に職場や社会で会うと接し方がわからないという悪循環がある
  • マスコミや物語で知るがんと実際は違うと感じた
  • がんを知られることで噂になるのが怖い、不利益になるのではと思う人が多いと思う

【がんに関する情報について】

  • 溢れる情報のなかで信頼できる情報を見極めるのは本当に難しい
  • 先ずはこういう活動があるということを一般の人は知らない
  • 若者にも広めたいですが、差し迫っている高齢者(ネットなどに不慣れな)には,情報を紙媒体で渡せたらいいと思う。紙媒体が必要な方には、QRコードも難しいかもしれない

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