SCIENCE AGORA

2021年11月3日(水・祝)7日(日)

《プレアゴラ》10月10日(日)11日(月)

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No.06-B1511月6日(土)15:00~17:00

マンガで話すみんなのリアル―中高生SNS編―

Our reality: a manga-mediated discussion about teens' use of SNS

科学技術振興機構 社会技術研究開発センター
Japan Science and Technology Agency (JST) Research Institute of Science and Technology for Society (RISTEX)

企画概要

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今や友達とのやりとりに欠かせないSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)。助け合うこともできるし、ときには傷つけ合ってしまうことも…。吹奏楽部の中学生・りこの目から見た人間関係を描いたマンガを読んでいただき、みなさんが感じた「リアル」な感覚を教えてください。中学生・高校生のみなさんの意見をオンライン投票で聞きながら「つくりたい未来」について話し合います。

※参加者には、マンガ教材「ほんとうのこと」の電子データを配布します(開催の数日前を予定)。マンガについては、RISTEXのWEBサイトを参照ください。

登壇者プロフィール

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中学生・高校生 Middle and High School Students

全国各地の中学生・高校生たちがオンライン投票ツールを用いて参加します。

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為田 裕行 TAMEDA Hiroyuki

フューチャーインスティテュート株式会社 代表取締役。教育ICTリサーチ 主宰。著書『一人1台のルール』(2021)、共著『学校アップデート』(2020)など。本企画では、長年に渡り多くの学校現場でICT活用を進める活動を続けている立場からコメンテーターを担当します。

Twitter @Hiroyuki_Tameda

WEBサイト 教育ICTリサーチ ブログ

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折田 明子 ORITA Akiko

関東学院大学 人間共生学部 コミュニケーション学科 准教授。長らく、ネットとプライバシーに関する研究に携わり、RISTEXのプロジェクトでは未成年者のネットリスク軽減に向けた教材の研究開発をしてきました。本企画のファシリテーターを担当します。

Twitter @oritako

Webサイト Akiko Orita's Lab.

プログラム

15:00

イントロダクション

15:20

オンライン投票ツールを用いた討議

16:30

参加校からの声

17:00

クロージング

※時間は目安です

出展レポート

企画概要の補足

デジタルネイティブ世代にとって、友達とのやりとりにSNS(ソーシャル ネットワーキング サービス)は欠かせない。SNSは、助け合うこともできるし、ときには傷つけ合ってしまうこともある。RISTEXの研究開発の一環で研究開発したマンガ教材「ほんとうのこと」は、SNSのメリットとリスクが混在する状況を、吹奏楽部の中学生・りこの目から見た人間関係を描いたものである。ネットリスク教育は、教員や保護者の視点から注意を促しがちだが、子どもたちに寄り添い、より望ましい行動を考えていくことが求められる。今回のイベントでは、オンライン投票ツールを用いて、中学生・高校生から匿名でマンガ教材に対する意見をききながら、正解を求めるのではなく、子どもも大人も一緒に、SNSの使い方や人間関係の構築を考える。

セッションで話し合った未来像

みんながほんの少しの一歩を踏み出して、誰かに相談できる社会

セッションでの意見、論点

  • みんなそれぞれに様々な背景を抱えていて、それぞれの立場で見えていること、感じていることが違うことを理解して、では自分なら何ができるか、を考えることが大切。
  • 誰もが被害者にも加害者にもなり得る。バイスタンダー(傍観者)が、一歩を踏み出して少しでも動くことで事態が変わるかもしれない。それは子どもだけでなくて、大人たちも同じ。「ちょっと危ないかも」と感じた時、難しいかもしれないが、一歩踏み出して身近な人に相談することが重要。
  • ネット空間には、公的な部分と私的な部分、オープンな部分とクローズな部分があることが難しい。
  • 大人も子どももSNSの使い方や注意しなければならないポイントはあまり変わらない。SNSについて「ダメ」「危険」というのではなく、大人も子どもも一緒に、SNSでのコミュニケーションの文化を作っていく。今がまさにその時期で、その最前線が中学と高校。
  • 子どもは大人が思っているよりも慎重にコミュニケーションをとっていて、友達との丁寧な付き合い方をしている部分があることがわかった。

セッションで出たキーワード

話し合う、つながる、意見、相談、問題、共感、SNS、インターネット、グループ、大人、若者

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