SCIENCE AGORA

2021年11月3日(水・祝)7日(日)

《プレアゴラ》10月10日(日)11日(月)

f_icon
twitter_icon
jst_logo_icon

No.06-C1311月6日(土)13:00~

立場を超えて対話する 〜新しい科学コミュニティの挑戦〜

Dialogue Across Borders: The Challenge of a New Scientific Community

日本版AAAS設立準備委員会
The Preparatory Committee for Japanese Association for the Advancement of Science

企画概要

img06-c13_00

日本版AAAS設立準備委員会は、科学者だけでなく「日本の科学をもっと元気に!」という想いを持つ多様な人々がそれぞれの立場から語り、実践する場として新しい科学コミュニティの形成に挑戦しています。メンバーの職業や専門、知識や経験、年齢や社会的立場の違いを尊重し、いかに共通の価値観を見出していけるか、日々対話の難しさを実感しながら試行錯誤を重ねています。この企画では、アカデミア内外のさまざまな領域の狭間で模索する方々と共に、立場を超えた対話がなぜ難しいのか、望ましい対話とはいかなるものか、対話を通じた科学の振興はいかにして可能か、考えていきたい。

登壇者プロフィール

小野 悠 オノ ハルカ

豊橋技術科学大学

平田 オリザ ヒラタ オリザ

劇作家・演出家・芸術文化観光専門職大学学長

綾屋 紗月 アヤヤ サツキ

東京大学先端科学技術研究センター

鎌田 芽生 カマタ メイ

日本科学未来館

寺田 佐恵子 テラダ サエコ

東京大学大学院農学生命科学研究科/日本学術振興会特別研究員PD

荒川 敦史 アラカワ アツシ

JST「科学と社会」推進部

プログラム

13:00

◯趣旨説明

◯話題提供
平田オリザ氏「日本人と対話」
綾屋紗月氏「発達障害当事者研究からみる対話」
鎌田芽生氏「科学コミュニケーターからみる対話」
寺田佐恵子氏「アカデミアと行政の対話」
荒川敦史氏「対話の場としてのサイエンスアゴラの展開と今後」

◯アンケート実施
アカデミア内外の対話でどのような難しさを感じていますか?

◯パネルディスカッション
対話を通じた科学の振興を可能にするために必要なことは?

出展レポート

セッションで話し合った未来像

対話を通じた科学の振興により「日本の科学をもっと元気に!」

セッションでの意見、論点

  • 日本では異なる価値観をすり合わせる必要がなかったため、対話の言葉がつくられてこなかった。言葉は社会におくれて生まれてくる。
  • 多数派のデザインではない、コミュニケーションのデザインが必要。
  • 相手を変えるのではなく、自身の価値観に気づき、自身のものの見方を更新していくことも大切。
  • 異なる立場や価値観を認め合い、対話から価値を生み出す。
  • 研究者と行政官では、属している環境(知識、言語、常識、文化、感覚など)や社会的な役割が異なることを認識する必要がある。
  • 対話し、協働の芽を育む「共創」の場をいかにつくっていくか。
  • 価値観・理論のすり合わせが必要になってきたという社会的な要請がある。おそらく東日本大震災など。

セッションで出たキーワード

対話、言葉、価値観、理論、すり合わせ、コミュニケーション、デザイン、多数派、マイクロアグレッション、科学コミュニケーター、研究者、行政官、教育

関連企画

次世代研究者・研究者の環境に関する企画一覧

03-B13 第3回輝く女性研究者賞(ジュン アシダ賞)表彰式&トークセッション

03-D19 ナショナルジオグラフィック-科学を伝える

04-B13 日欧の科学者たちと国際研究について勉強しよう!

06-E10 大学をコアとしたイノベーション・システム再興

06-C19 未来の博士を語りたい ~多様性が生き、誰ひとり取り残さない社会を創るために~

06-D19 集合知ネットワーク構築に向けて

06-E13 科学者が考えるレシピは美味しいか?

07-A10 ジュニアドクター育成塾トークセッション

07-C17 黒ラブ&本田の科学コミュニケーターいらっしゃい!2

Y-07   ナイスガイの須貝と考える「科学者への一歩目」サイエンスアゴラ特別編

Y-10   グローバルサイエンスキャンパス(GSC)「アカデミックセミナー」

      未来博士3分間コンペティション2021

page top