SCIENCE AGORA

2021年11月3日(水・祝)7日(日)

《プレアゴラ》10月10日(日)11日(月)

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No.07-A1711月7日(日)17:00~19:00

COI若手研究者との対話で考える
「ワクワクx地域資源xSDGs」

Dialogue with COI young researchers on "WAKUWAKU & Local Resources & SDGs"

COI共創形成支援グループ
Center of Innovation (COI)
Co-creation Support Group (Yamagata University - Tohoku University - Ritsumeikan University)

企画概要

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ウィズコロナの暮らしが続いている現在、私たちの生活基盤や生活スタイルは大きく変わった。 しかし、コロナ禍の人流抑制を目的としたオンラインの普及により、知恵や情報の共有が人の移動なしにリアルタイムで可能になったため、いままでにない地方・都市・海外の新しいかかわり方や取り組み方が実現できるようになった。 そこで本出展では、オンラインを活用し、共創によるイノベーション創出を担ってきた大学若手教員・研究者を含めたグループワークショップを通じて、 東北地方から日本国内、そして世界的な視点・観点から、様々な地域資源の利活用と愛着感・手触り感、そして今後のSDGsとの関わりについて、議論し考える機会にしたい。

As the life of “With COVID-19” continued, our lifestyle changed dramatically. However, the spread of online aimed at curbing the flow of people in COVID-19 has made it possible to share wisdom and information in real time without the movement of people. This exhibition will hold a group workshop that includes young university faculty members and researchers who were in charge of creating innovation through co-creation using online from the Tohoku region, Japan, and the global perspective. Taking this opportunity, I would like to discuss and think about the utilization of local resources, attachment and feeling, and future relationships with the SDGs.

登壇者プロフィール

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土屋 みなみ Tsuchiya Minami

NPO法人AYINA(アイーナ)https://ayina.org/ 、 筑波大学非常勤講師、学校法人九里学園高等学校非常勤講師、インフィニティ国際学院研修コーディネーター、大分県立芸術短期大学招聘講師

持論は「東北とアフリカは自然、食べ物、心の豊かさなどが共通している」。両者のポジティブな面を発信し、気軽な地方創生・多文化共生の機会を創出することを目指す。5大陸28カ国に上陸経験あり。

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鈴木 杏奈 Suzuki Anna

東北大学 流体科学研究所 助教

専門は,地熱エネルギー等,地面の下の流体科学。自然も人もみんながwaku2する社会を目指しています。

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高澤 由美 Takasawa Yumi

山形大学 大学院理工学研究科 助教

地域が持続可能であるためには?“ちょうど良い”心地よい暮らしができる場であるためには?という意識のもと、都市計画学のアプローチを基盤に研究活動をしている。

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有福 英幸 Arifuku Hideyuki

株式会社フューチャーセッションズ 代表取締役社長

セクター横断の対話と協業の場「フューチャーセッション」を提供し、よりよい地域や社会の構築を目指しています。つくりたい未来は、次世代が今よりもよくなる可能性を感じられる社会。

プログラム

17:00

受付・オープニング

17:05

登壇者からの話題提供(ポジショントーク:10分×3名)

17:35

質疑・コメントとグループ討議(45分)

18:20

議論の共有とまとめ

18:30

終了&フリートーク(対話)

出展レポート

セッションで話し合った未来像

「地域資源は宝の山?!」
何気なく意識せずに使っている地域資源(自然資源・社会資源・人材資源)を、日本国内にとどまらず世界的な視点で、様々な方向から見つめ直すことで、SDGsにつながる世界全体がワクワクでハッピーになれる未来。

セッションでの意見、論点

  • 地域資源としての「地熱発電」について、設置数は増えているものの、設置している場所に住む人口は減少の一途を辿っている現状がある。そこで、地域資源を活かすことを考えた際に、地熱発電所が設置されている温泉地域に人を呼ぶことが、SDGsに繋がっていくのではないか?そして、いかに地域資源への関心や愛着をもたせることができるか?
  • 持続可能な地域作りの1つとして「国際会議x地域資源」があげられる。オーストリアの例では地域版MICEのモデルとしてGreen Meetingが毎年開かれ、オーストリアの環境負荷低減にマッチした形での国際会議の開催・運営は、「環境の配慮=我慢する」という図式から、「環境の配慮=地域資源の利活用」という図式への転換となり、地域資源の活用によるSDGsへの貢献や地域資源への愛着が可能ではないか?
  • 日本の地方とアフリカとの共通点は実は非常に多く、「“先進国”へのあこがれ=“都会”へのあこがれ」や日本の地方やアフリカに定住を通じた「優しさ・おおらかさ・たくましさ」「情熱・スキル・頭脳」を通じた人と人との交流など、様々である。また、コロナ禍もありなかなか人的交流が難しい状況でもオンライン活用によるフィールドスタディーなど活発な人材交流が行われている。
  • 地域資源の気づきについては、やはりその地元にずっと住んでいる人にはその価値がわからないけれども、移住した人や観光に来た人があらためてその価値を評価することが多い。
  • 地域資源を利活用した様々な活動の情報発信の手法に関しては、様々なチャネルをつかって発信するものの、様々なチャネルを使うことによる情報収集の難しさが指摘された。

セッションで出たキーワード

地域資源、自然資源を活かせる社会、愛着、MICE(Meeting Incentive Convention Exhibition/Event)、Green Meeting、オンラインフールドスタディー、ワクワク、

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