SCIENCE AGORA

2021年11月3日(水・祝)7日(日)

《プレアゴラ》10月10日(日)11日(月)

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No.07-C1511月7日(日)15:00~17:00

社会に役立つ集合知メカニズム

Collective intelligence mechanism for people

集合知メカニズム研究会 Special Interest Group on Collective Intelligence Mechanism

企画概要

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「人やエージェントなど複数の知的主体の間のインタラクションを通じて,それらの主知的に分散している情報や認知能力を統合し,何らかの知識や,全体としての知的な振る舞いを生み出す仕組み」を,集合知メカニズムといいます. 集合知メカニズムが現実社会にどのように応用されているか,どのように役立っているかを,実例を交えてご紹介します.また,当日聴講していただいた皆様には,集合知メカニズムに関するかんたんな実験に参加していただきます. それにより,聴講者の皆様に集合知メカニズムへの理解を深めていただき,その可能性を実感していただきます.

Collective Intelligence Mechanism is a mechanism that collectively generates knowledge and intelligent behavior. This mechanism integrates the cognitive skills and the information distributed among people through their mutual interactions. We will introduce how the collective intelligence mechanism is applied and valuable with actual examples in the real world. In addition, the audience is invited to a simple experiment on a collective intelligence mechanism. The audience will understand the concept of collective intelligence mechanism and realize its benefit for people.

登壇者プロフィール

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石川 竜一郎 Ishikawa Ryuichiro

早稲田大学国際学術院教授.多様な経験からもたらされる多様な価値観や知識が集まる社会制度のデザインにゲーム理論からアプローチ。近共編著に「コミュニケーション場のメカニズムデザイン」(慶応義塾大学出版)がある。

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小野 滋 Ono Shigeru

認知心理学を学び、大学講師、外資系リサーチ会社などを経て現職。マーケティング・データ解析に関するコンサルティング、消費者理解のための調査・分析手法開発に取り組んでいる。

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唐澤 英安 Karasawa Hideyasu

ソニーで各種の新製品開発プロジェクト、本社商品本部の部長等,プロダクツ・ライフスタイル研究所設立所長を経て定年退社後、データ・ケーキベーカ株設立CEO.現在、多次元のプロファイリング・データを可視化し、イノベ―ションを駆動する「連環データ分析」の理論・ソフトとコア用途の開発中.

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杉之内 将大 Suginouchi Shota

青山学院大学理工学部経営システム工学科助教.生産システムに関する研究に従事.最近は集合知メカニズムとしてのオークションに関する研究に取り組んでいる.

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西野 成昭 Nishino Nariaki

東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻准教授。専門分野はサービス工学。実験経済学で用いられている経済実験の手法を応用し、サービスメカニズムの設計とその実践に関する研究を行なってきている。

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水山 元 Mizuyama Hajime

青山学院大学理工学部経営システム工学科教授.生産システムをGoods,Service,Ideaを生み出す多主体協働系として広く捉え,その設計,分析,改善,支援等の研究に従事.最近は,予測市場などの集合知メカニズムとその応用に興味を持つ.

プログラム

15:00

講演1:集合知メカニズムへの招待 (発表者:水山元)

15:10

講演2:みんなのレビュー評価は適切な購買行動を導くか? (発表者:西野成昭)

15:35

講演3:より良い顧客満足度調査を求めて (発表者:石川竜一郎)

16:00

経済学実験・パネルディスカッション

出展レポート

セッションで話し合った未来像

「集合知の狩猟採取」から,「集合知の農耕牧畜」へ

セッションでの意見、論点

  • 分散したままうまく活用されず眠っている「知識の欠片」の集約や,そうした知識の好循環するための「集合知メカニズム」をどのように社会実装していくのか.
  • 予測市場にインサイダーが参加してもメカニズムは破綻しないのか?
  • 経済学,ゲーム理論,オークション理論,マッチングの流れを汲むものとしての「集合知」と,バスケット分析などデータ科学,ビッグデータとの間にどのような関係性があるか?

セッションで出たキーワード

経済学実験,ベイジアン自白剤,予測市場

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