SCIENCE AGORA

2021年11月3日(水・祝)7日(日)

《プレアゴラ》10月10日(日)11日(月)

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No.Y-10録画済み動画

グローバルサイエンスキャンパス(GSC)
「アカデミックセミナー」

"Global Science Campus"(GSC)Academic Seminar

科学技術振興機構 理数学習推進部GSC事務局
Japan Science and Technology Agency(JST)Department for Promotion of Science Education

企画概要

グローバルサイエンスキャンパス(GSC) は、卓越した意欲・能力を有する生徒を幅広く発掘し、年間を通じた高度で実践的な育成(講義・研究等)を行うことで、将来グローバルに活躍しうる科学技術人材を育成することを目指しています。

本企画では、全国のGSC受講生(高校生等)が一堂に会し、科学技術に関する先進的な話題についてグループ討議を行い、議論を通じて受講生が高度な課題への興味・関心を喚起し受講生間の交流をはかるアカデミックセミナーの様子を、オンデマンドで配信します。

プログラム

 

企画① 観測データとシミュレーションから生存可能天体について考える

 

企画② ウイルスの活動は見えるのか? ~百聞は一見に如かず~

 

企画③ 氷天体とその探査

 

企画④ 生物の「右と左」を実感サイエンス

~この古くて新しいトピックスについて右脳と左脳を駆使して実感し、議論する~

 

企画⑤ 市民の支援を受けながら物理学者が取り組む文化財解析

企画①~⑤は、企画毎に動画にまとめています。お好みの動画を以下から視聴してください。

出展レポート

企画概要の補足

全国各地の大学等でグローバルサイエンスキャンパス(GSC)での研究活動に励む受講生(主に高校生)が、異なる機関の受講生や教員等がディスカッション等を通じて交流の機会とする「アカデミックセミナー」を開催。当日は、参加者が複数のグループに分かれて、教員によるレクチャー(科学技術に関する先進的な話題)を踏まえた活発なディスカッションが行われた。

セッションで話し合った未来像

  • 観測データとシミュレーションから生存可能天体について(企画①)
  • ウイルスの活動は見えるのか?(企画②)
  • 氷天体とその探査について(企画③)
  • 生物の「右と左」について(企画④)
  • 市民の支援を受けながら物理学者が取り組む文化財解析について(企画⑤)

セッションでの意見、論点

  • 観測データとシミュレーションから生存可能天体について(企画①)
    最も近い恒星であるケンタウルス座α星と連星をなす赤色矮星プロキシマに惑星が発見され、この惑星が、水が液体として存在できるハビタブルゾーンにあることから注目されている。このような惑星がどのようにして発見されたのかについて、また、ガイア衛星やヒッパルコス衛星、ケプラー衛星等の公開データをもとに、様々な恒星の明るさ、温度、時間変動、磁気活動等について解説した。その後、生命が存続するためには水以外にどのような要素が必要か、受講生がグループに分かれて考察した。
  • ウイルスの活動は見えるのか?(企画②)
    “COVID-19の原因であるウイルス”、“先端イメージング技術”、実際にウイルスの可視化にむけた研究に取り組んでいる研究者による“ウイルス構造動態イメージングの例”についてレクチャーを実施した。
    レクチャーで得られたイメージング技術の概要や先端イメージング技術ならびにウイルスの知識を基に、『ウイルスの活動の可視化』に必要な技術、これにより明らかとなる発見と課題解決に向けた戦略などについて討論し、科学の発展に必要な要素である『新しい技術、新しい発見、新しいアイデア』について、受講生の自由かつ独創的な考えで議論した。
  • 氷天体とその探査について(企画③)
    科学の先端領域の一つとして、氷天体に関する最近の研究成果とその理解の進展について紹介した後、氷天体をどのように探査するかをテーマとして幅広い観点から参加者間のディスカッションを行った。
    受講生の惑星科学・宇宙科学への関心を喚起するとともに、ディスカッションを通じて、柔軟な発想、独創的な思考の可能性と、科学技術の進展を担うために必要となる諸分野の基礎の重要性について気づかせることを目指した。
  • 生物の「右と左」について(企画④)
    生物は一般にDNAの遺伝情報を基に1つの細胞から分化を繰り返し、発生、成長を経て多細胞からなる生体になり、形態的からもそれぞれ特徴的な生物体となる。生物には共通性と多様性があり、特に「右と左」の共通性と多様性について、高等動物を例にレクチャーと「生物の絵」を書く体験と実感を通したアウトカムを基に、他者との議論によりその最適解、納得解をグループで議論した。日常あたりまえのように思っている生物の「右と左」について、改めて認識、認知することでサイエンスの新たな視点と気づきを醸成した。
  • 市民の支援を受けながら物理学者が取り組む文化財解析について(企画⑤)
    文理融合型研究とは何か、文理融合型研究を始めることになったエピソード(「沖縄の文化財のデジタルアーカイブを作り失われていく文化財を後世に残す」という強い課題意識)と研究内容の紹介(日本刀の科学研究)から文理融合型研究の魅力について話をした。その後、具体的なテーマから受講生自身で文理融合型研究を発案し、また、様々なステークホルダーとの連携について、その意義や必要性、活用方法を議論することで文理融合型研究への理解を深めた。

セッションで出たキーワード

ハビタブルゾーン、生存可能天体、COVID-19、イメージング技術、氷天体、生物の右と左、納得解、文理融合、デジタルアーカイブ

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