printer印刷する
最終更新日 2011/12/20
Mb-05 サムネイル
Mb-05 ワークショップ・サイエンスカフェ
光と植物の不思議 -光合成研究の今と未来-
主催
日本光合成学会 若手の会
共催等
[後援] 日本光合成学会
『光合成って何?』『どんな研究をしているの?』そんな質問に光合成研究者が答えます。実験や資料を通して、光合成研究に触れ、テーマ毎に研究者と対話的に交流することで、光合成の面白さを実感できます。
ひとこと感想
今回初めてのサイエンスカフェ開催で、課題は多かったですが、参加者の方々の光合成研究への興味を知ることができ、今後のアウトリーチ活動への良いフィードバックになりそうです。(成川礼 さん)
実施報告など
https://sites.google.com/site/photosynwakate/news/saiensuagora2011
記録音声・映像
-
会場配布チラシ
-
日時
11/19(土)10:30-12:00
会場
日本科学未来館 7階 会議室2
内容
最先端の光合成研究をしている若手研究者が,光合成について今わかっていること,わかっていないことを,展示・デモを通じて紹介します.その上で,参加者の「光合成って何?」「どんな研究をしているの?」「なぜ植物には光が大切なの?」などの疑問に答えます.
本企画は二部構成となっており,第一部では,若手研究者(浅井智広、大西紀和)が光合成研究における下記のテーマについて概説しながら、直感的に理解しやすいデモ実験を行います。光合成に関わる様々な基礎研究から,再生可能エネルギーなどの応用研究まで紹介します.第二部では,テーマごとのブースを設け,それぞれにおいて,参加者自らがデモ実験の体験,光合成生物の観察等をしながら研究者と対話的に交流します。これらを通じて,参加者には基礎研究から応用研究まで実際の光合成についての理解を深めてもらい、光合成研究の面白さ,重要性を理解してもらいます。研究者も光合成研究に社会が何を求めているかを理解し,光合成研究に対するイメージや意見を取り込んでいくことで,今後の研究活動に活かしたいと考えています.

テーマおよびデモで行う簡単な実験
・ 光の吸収による酸素の発生と二酸化炭素の吸収
光合成反応では吸収した光エネルギーを化学エネルギーに変換し,その反応過程で二酸化炭素を固定し,酸素を発生します.光合成の明反応について概説するとともに最新の研究を紹介します。
実験例:ペーパークロマトグラフィによる光合成色素の分離,ミズクサからの酸素の泡の放出と二酸化炭素の吸収によるpH変化の可視化.
責任担当者:浅井智広(名古屋大学)
・ 光による糖の合成
光合成で獲得した化学エネルギーは「糖」という形で蓄積されます.光合成の暗反応に関して概説するとともに最新の研究を紹介します.
実験例:葉で合成された糖の染色による観察.
責任担当者:大西紀和(基礎生物学研究所)
・ 光情報の感知
光合成生物にとって,光はエネルギーであると同時に最重要な情報といえます.光を情報として利用するメカニズムについて最新の研究を紹介します.
実験例:光合成タンパク質と光受容体に対する光照射実験.
責任担当者:成川礼(東京大学)
・ 応用研究
震災により,さらに期待が高まっている光合成によるバイオマス生産や人工光合成の研究について、実際に行っている研究者が最新の研究を紹介します.
責任担当者:岩井雅子(東京工業大学)
・ 研究でつかっている光合成生物の展示
参加者に実際に顕微鏡によって光合成生物を観察してもらいます.観察を通じて,光合成生物の多様性が理解してもらい,研究者がその生き様について紹介します.
責任担当者:岡島公司(大阪府立大学)
主な登壇者など
浅井智広(名古屋大学)
大西紀和(基礎生物学研究所)
成川礼(東京大学)
岩井雅子(東京工業大学<)
岡島公司(大阪府立大学)
参考URL
https://sites.google.com/site/photosynwakate/ 
事前申込
なし(自由に参加できます)
備考
-
close